はじめての東洋医学① 体質ってなに?生まれつきだけでは決まらない東洋医学の見方

tabetabi

健康に気をつけている。
食事もなるべく気をつけている。
健康診断でも大きな異常はない。

それなのに
なんとなくしんどい。
なんとなく不調。

そんなこと、ありませんか?

もしかしたらそれは
情報が間違っているとか
努力が足りないのではなく

今のあなたの体質に
合っていないのかもしれません。

健康に気をつけているのなんとなく不調

例えば
同じくらいの年齢でも

よく食べて
よく動いて
多少無理しても元気な人もいれば

すぐ疲れて
無理が続くとしんどくなりやすい人もいます。

春が苦手な人
夏の暑さが苦手な人
梅雨や台風の時期にだるくなる人
乾燥がつらい人
寒さに弱い人もいますよね。

それは
意志が弱いからでも
わがままだからでもなく

その人なりの
生まれつきの体の傾向が
関わっているのかもしれません

東洋医学では
こうした違いを
体質として見ていきます。

先天の氣と後天の氣

少し難しく聞こえるので
今日はたとえで書いてみますね。

東洋医学では
体質を見るときに

生まれつき持っている力
生まれてから育てていく力

この両方を大切に考えます。

先天の氣

生まれつき持っている力を
先天の氣

たとえていうなら
先天の氣は
生まれつきのエネルギーの器のようなものです。

後天の氣

食事や睡眠、呼吸、休み方など
毎日の暮らしの中で作られていく力を
後天の氣と考えます。

器が小さいのが悪い、大きいのが良い、ではない

もともと器が小さめの人は
入れておけるエネルギーの量も
あまり多くありません。

だから
無理が続くと疲れやすい。
頑張りすぎると
すぐにしんどくなる。

こまめに休んだり
無理をためこまないことで
元気を保ちやすい人です。

反対に
生まれつきの器が大きめの人は
ある程度の無理がきいてしまいます。

少しくらい寝不足でも動ける。
忙しくても
なんとかできてしまう。

だから周りからは
元気な人に見えやすい。

でも
無理がきくから大丈夫
とは限りません。

頑張れてしまう人ほど
限界に気づきにくいことがあるからです。

つまり
器が大きいのが良い
小さいのが悪い
ではないんです。

大切なのは
自分の器を知って
それに合う使い方をすること。

これが
東洋医学でいう体質の見方の
面白いところだと思います。

私自身、自分の器を知らずに無理をしていました

振り返ってみると
私はエネルギーの器が
大きい方ではありませんでした。

生まれた時は未熟児で
体も小さく
外で走り回るより
本を読んでいる方が好きな子どもでした。

でも若い頃は
ある程度、頑張りがききます。

だから私は
ハードな仕事をこなせるのは
体力があるからだと
思っていたんです。

食べることも大好きで
自分では無理をしているつもりもなく
心にも体にも負担のかかる生活を
続けていました。

イライラしたり
くよくよしたり
冷えやむくみ
なんとなく不調も続いていました。

病院で検査をしても
大きな異常はない。

でも
体が異常に重い。
だるい。
しんどい。

そんな時期が続いたあと
あることをきっかけに
難病が見つかりました。

その後
東洋医学の先生に出会って
生命エネルギーが枯れかけている
と言われたことは
私にとって大きな転機でした。

後天の氣は、毎日の養生で育てていける

そこから
食を見直し
朝、お日さまの光を浴びて歩くことから
少しずつ養生が始まりました。

当時は
5分歩くだけでも息が苦しく
寝込んでしまうような状態でした。

でも
食や習慣
心のあり方を少しずつ変えていくうちに
本当に少しずつ
回復していきました。

だから私は
体質は生まれつきだけで
決まるものではないと思っています。

もちろん
生まれ持った器はあります。

でも
後天の氣
つまり
食事、眠り、休み方、暮らし方で
育てていける力もある。

ここに
東洋医学の希望があると感じています。

しかもそれは
特別な薬膳食材ばかりではなく
いつものごはんでもできることがある。

何を食べるかは大事です。
でも同じくらい
今の体が
それを受け取れる状態かどうかも大事。

だから東洋医学では
みんなによさそうなものより
今の自分に合うものを見ていきます。

先天の氣を無駄づかいしないことも大切

先天の氣は
暴飲暴食や寝不足
無理のしすぎやストレスのためこみすぎ

すり減りやすくなります。

だから
生まれ持った器を知って
無駄づかいしない
ことも大切。

そして
後天の氣は
毎日の養生で少しずつ育てていける

そう思うと、
今の自分に合う調え方をみつけていくのが
少し楽しみになってきませんか。

このシリーズで書いていきたいこと】

この「はじめての東洋医学」では
難しい言葉を覚えることよりも

自分の体質をやさしく知ること
毎日の食べ方や暮らし方を見直すこと
いつものごはんでできることを知ること

を大切にして書いていきたいと思います。

次回は、心と体のつながりについて

生まれつきの器はあっても
それだけで全部が決まるわけではありません。

では
私たちは何をどう調えていけばいいのか。

初めての東洋医学②では
心と体はつながっていること、
そして、なんとなく不調をそのままにしない方がいい理由を書いていきます。

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ABOUT ME
TabeTabi     長谷川葉子
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東洋医学×おうちごはん管理栄養士

東洋医学×おうちごはんを軸に、 カラダとココロを調えるサポートをしている管理栄養士です。

管理栄養士として約30年、 食と健康の現場に携わってきました。 自身も難病をきっかけに東洋医学と出会い、食と旅を通して、日々を調えるヒントをお届けしています。
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